2011年9月30日金曜日

インド HSV新薬開発マジか!

ちょっとスゴイニュースが入ってきました!

これが本当なら、朗報です!


Presidency Collegeはインドのチェンナイにあるマドラス大学に属するカレッジで、マドラス大学の母体となった大学なのですが、(多分同大学内にある…汗)インド文部科学省バイオ局(DBT:Department of Biotechnology)のBio Informatics Infrastructure Facility Centreからの報道によると…、

Beech Trees に新しい動き?

以前、「HSV 研究・治験21 No.9 Beech Tree Labs」で紹介したBeech Treesですが…、

どうやら多少動きがありそうですね…!

私が時折訪れている、HC Support Networkを覗いていたところ…、


「Beech TreesがHSV2にも研究開発を拡大するようだ…」


という情報が飛び込んできました!

HSV 研究・治験21! (15 & 16)

15. MIT (Draco, HSV-1 & 2)

このブログでも取り上げた、MITが研究を進めているDracoです。理論上はすべてのウイルス感染症を治療できると考えられているのですが、開発までにはこれから10年以上の年月が必要になるようです…。

多くの製薬会社が研究の動向を注目しているようですね!

【最新情報】


HerpV Phase I 治験結果発表 (3)

HerpV Phase Iの治験結果に関連する情報です…。

HerpVの研究開発を進めているAhenusですが、以前にも記事(「HerpV」)で説明したように、「あまり経営状態が芳しくないようで、少し心配…」なところがあります…。

今回の記事を見てみると、そのあたりについての情報も記載してあるようで…、特に関係のある部分というのが…、

2011年9月27日火曜日

HerpV Phase I 治験結果発表 (2)

先ほど投稿した HerpVに関する報告の続きになります…。

治験の詳細は以下の論文に記載されているのですが、今回はその要約部分(Abstract)を日本語でまとめてみたいと思います…。

(間違っている部分もかなりあると思いますが…汗)


"Safety and immunogenicity of long HSV-2 peptides complexed with rhHsc70 in HSV-2 seropositive persons"
http://www.sciencedirect.com/science/journal/aip/0264410X

HerpV Phase I 治験結果発表 (1)

ちょっとネットを見ていたら、面白いニュースが入ってきました!

以前、このブログでも紹介したHerpVですが、治験Phase Iの結果が正式に発表となったようです。

(以前の記事については、左側のメニューにあるHerpVのタブをクリックしてください)

もう少し詳しく見てみると…、

新薬開発状況

今月17日~20日(2011年9月)まで、アメリカのシカゴで 51st Interscience Conference on Antimicrobial Agents and Chemotherapy (ICAAC) が開かれたようで、そこでHSVに対する治療について注目の発表が2つほどあったようです!

その一つは、AIC316の治験Phase II結果に関するものでして、この情報については、以前まとめていたと思います…。(興味のある方は、「AIC316 Phase II 結果!」を参照してください…)

そして、注目のもう一つが、みなさんも知りたいと考えている…、

「新しいHSV治療薬ってどういうのがあって、効果ってどうなの?いつごろ出来上がるの?」

という疑問に答えるもののようです…。

2011年9月26日月曜日

もう少し詳しく、Sitavir…

先ほど投稿した、Sitavir(抗HSV1薬:口唇ヘルペス向け)に関する情報ですが、製造元のBioAlliance Pharmaのホームページをゴソゴソ探してみたら、こんなものがありました…。

発表自体は、昨年の11月17日に行われたようですので、さほど新しいというわけではないのですが…、ちょっと変わったアプローチをしているようなんです…。

このSitavirですが、実は粘膜付着性口腔錠剤(mucoadhesive buccal tablet)というものらしく、平たく言えば…、

SitavirとStavia??

ちょっと以前の記事を調べていたら、面白いものが見つかりました!

以下の英文記事は、2010年8月26日のもので

「アメリカFDAがアシクロビルLauriadを抗HSV1薬として容認」

という内容のものです。

この薬(アシクロビルLauriad:開発名「Sitavir」)は、フランスの製薬会社BioAlliance Pharmaが開発を進めていたもので、2010年に発表した治験Phase IIIの結果を見る限り、非常に良い成績であったということです!同じ結果をもとに、ヨーロッパの方でも新薬承認の申請を2011年中ごろに行う予定のようです。

2011年9月25日日曜日

HSV 研究・治験21! (13 & 14)

13. CELLECTICS (HSV1)

元記事の投稿者も「これについてはあまりよく知らない」らしいのですが(汗)、このCELLECTICSが開発している抗ヘルペス薬は、HSV1に対応したもので、「DNA剪定ばさみ」とも称されるメガヌクレアーゼ(meganucleases)を使ったもののようです。

別のサイトで調べてみると、このメガヌクレアーゼは単細胞生物に広く存在するようで、あるの構造的特徴を持つDNAを特定し、そこで切断することが出来るようなんです!