このところ、ずっとワクチン系のリサーチばかりしてたので、ちょっと今回は視点を変えて、対処療法に用いる薬剤、AIC316(現在のコードネーム、Pritelivir )について調べてみました。
AIC316についての以前の記事は、こちらを参照してください m(__)m
私が記憶している限りでは…、確か…
と記憶しています…。
「最近はどうなっているのかなぁ…」と思い、開発・治験を進めている AiCuris のHPをみると、
HSV2を対象としたものではないので、ちょっと残念ですが… ( ;∀;)
そこで、アメリカの治験サイトを見てみたところ…
という状況のようです。
私もついさっき見つけたのですが、どうやら、中止となった治験で得たデータを基に論文が作成されているようで…、
こんな感じのもののようです…
クリックしたら論文のサイトに移動します☆
ワクチンの認可にはかなりの時間がかかると思われますが、この Pritevir のような治療薬はバルトレックスをはじめ実績があるので、FDAで認められれば、比較的早く日本にも入ってくるものと思います。
そいいう意味でも、この治療薬にも目を向けていきたいと思います☆
私が記憶している限りでは…、確か…
AIC316は、事前に提出していた動物実験での安全性の問題がPhase 2の治験中に指摘され、2013年に治験が中止になった
と記憶しています…。
「最近はどうなっているのかなぁ…」と思い、開発・治験を進めている AiCuris のHPをみると、
About Pritelivir
Pritelivir is an innovative, highly active and specific inhibitor of herpes simplex virus (HSV). Derived from a novel chemical class (thiazolylamides), pritelivir is active against both types of herpes simplex virus (HSV-1 and HSV-2), causing labial and genital herpes, respectively, and retains activity against viruses which have become resistant to marketed drugs. Pritelivir has a mode of action that is distinct from other antiviral agents currently in use for treating HSV infections (i.e., the nucleoside analogs acyclovir and its prodrug valacyclovir as well as famciclovir, the prodrug of penciclovir). While nucleoside analogs terminate ongoing DNA chain elongation through inhibition of viral DNA polymerase, pritelivir prevents de novo synthesis of virus DNA through inhibition of the helicase-primase complex. In addition, it does not require activation within an HSV infected cell by viral thymidine kinase and is therefore also protective to uninfected cells.
Currently the company is running two clinical development programs with pritelivir. The most advanced program, pritelivir (oral), showed superiority against standard treatment valacyclovir in a clinical phase 2 trial in patients with genital HSV-2 infection. Pritelivir (topical), designed for the treatment of recurrent labial herpes (mainly HSV-1), has just started a clinical phase 2 trial after reporting successful phase 1 clinical results.
(ごく簡単な要約です…)
Pritelivirは、新しい方法でHSVウィルスの増殖を阻害する薬で、HSV1、2の両方に効果があります。従来使われてきたヌクレオシド類似体(nucleoside analogs)を用いてウィルスのDNA複製を阻害する(例えば、アシクロビルなどが良い例)のではなく、ヘリカーゼ–プライマーゼ複合体(helicase-primase complex)を阻害することで、DNAの複製をできなくしています。
最近、 AiCurisは Pritelivirを用いた治験を2つ展開しています。最も進んでいるのが、HSV2 に感染した被験者対象とした口内ヘルペス用のPritelivir で、パラシクロビルよりも良い結果を出してます。HSV1の口唇ヘルペスについては、Phase 1の好結果を受けて、Phase 2が始まりました。と記載されているので、どうやら治験は再開されたような感じですね…!
HSV2を対象としたものではないので、ちょっと残念ですが… ( ;∀;)
そこで、アメリカの治験サイトを見てみたところ…
となっていて…、
- 口唇ヘルペス用の治験(一番上)は、現在治験のための参加者を募集中!(錠剤ではなく軟膏として開発)
- 性器ヘルペスに対する治験(真ん中)は、安全性確保のため中止…
- 性器ヘルペスに対する治験(一番下)は、治験を完了!
(これは、HSV2感染者の口内ヘルペスに対する治験)
という状況のようです。
私もついさっき見つけたのですが、どうやら、中止となった治験で得たデータを基に論文が作成されているようで…、
こんな感じのもののようです…
クリックしたら論文のサイトに移動します☆
まだ全く読んでないので分かりませんが、内容が分かり次第、情報をUPしたいと思います。
そいいう意味でも、この治療薬にも目を向けていきたいと思います☆
0 件のコメント:
コメントを投稿