みなさん、連休はどのように過ごされたでしょうか?
海に山に、そして街にお出かけされた方も多いと思います☆
ただ、性器ヘルペスに感染していると…、
「自分が使ったトイレから感染する人がでるんじゃないかなぁ…」
「温泉とかにも行きたいけど、他の人に感染させてしまうかもしれないから…」
と、ついつい外に出るのをためらってしまうことも多いかと思います… (´・ω・`)
性器ヘルペス(HSV2)は、タオルやトイレの便座などからも感染する可能性があると言われているので、余計に気になる方も多いと思います… (´・ω・`)
しかしながら、そんな私たちにとても大きな希望の星が出てきました☆(^^♪
ついこの間UPした「ヘリカーゼ プリマーゼ阻害薬(Helicase–Primase Inhibitor)について調べてみました」でも取り上げた ASP2151が、私たちが抱えている悩みを一気に解消してくれる可能性を持っているかもしれないんです!(^_-)-☆
頑張れ日の丸「アステラス」!
今回、参考にした論文ですが、実はブログを書くときのネタ元として日頃お世話になっているところではなく…、純粋な日本のサイトから引っ張ってまいりました!
ついつい、「英語で書いてある論文が日本語で書いてあるものよりも質が良い」とかいうように考えてしまいがちなんですが…、
そんなことは全然ない!
ということがハッキリとわかりました (^^)/
今回、参考にさせて頂いたのは、富山大学医学部の白木先生が2015年の日本化学療法学会に執筆されている論文です。
2年前に発表された論文ですので、紙面に記載されている情報は、おそらくはその1年前ぐらい(したがって、約3年ぐらい前)の情報になるかと思いますが、私たち感染者にとって非常に大きな希望となる情報が書かれています!
その部分を引用したのが以下の箇所です (^_-)-☆
現在は,再発性性器ヘルペスはバラシクロビルを 1日1回で再発抑制ができているが,やはり,薬剤の血中動態は十分でなく,無症候性ウイルス排泄だけでなく,感受性ウイルスによる再発が起こっている。その点では,ASP2151 は,薬剤の血中動態が良く,1 日 1 回で有効血中濃度が維持できるので,1 日中体内でのウイルスの完全な増殖阻害効果が期待できる。したがって,ASP2151によって,無症候性ウイルス排泄さえ阻止できるので,性器ヘルペスの再発と無症候性ウイルス排泄の完全抑制に加え,HSV の患者からの排泄がないため,パートナーへの感染阻止も可能と考えられる。すなわち,このASP2151 の注目されている点は,HSV による性感染症の減少が期待できる点である。(pp. 332-333)
銭形自身は抑制療法を体験したことがないので、現状について十分把握しているわけではないのですが、聞くところによると、長期間の治療に必要なお薬代を抑えるために、バルトレックス(バラシクロビル)ではなく、ジェネリック薬のゾビラックス(アシクロビル)を処方しているケースも比較的多いようです…。
体内における薬剤の溶け具合は、以前にも書いたように、
バルトレックス(バラシクロビル) >> ゾビラックス(アシクロビル)
のようなので、このバルトレックスよりも溶け具合が良く、なおかつ血中濃度も高いということになれば、服薬がすごく楽になりますよね!
これは、実際に服薬する立場の者にとってみては、嬉しいことです☆(^^♪
それよりも、もっと嬉しいのが、
ヘルペスの再発と無症候性排出を同時に抑制できる!
という点ですね!論文中にも書いてあるのですが、このASP2151(開発名は Amenamevir)は特に性器ヘルペスに対して高い効果が見られるようですので、現在感染している私たちにとっては、非常に大きな期待の星!と言えるでしょう☆
よくお世話になっている Clinical Trial.org で検索してみると、ASP2151の治験は2015年で完了している(詳しくはこちらを参照)ようですので、結果が報告されるまではもう少し時間がかかるのかもしれません…。
ですが、この治験で良い結果がでれば、結構早い時期に製品化がされることになるかもしれません☆
「出かける前に一回飲めば、感染を気にしなくても大丈夫!」
という時代がもうすぐそこまで来ているかもしれません☆
今後の注目株、第一号ですね!是非、期待したいところです(^^♪
頑張れ日の丸「アステラス」! ( `ー´)ノ
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