アステラス製薬が開発してきた抗ヘルペス剤が承認マジかのようです!
「う~ん、明日はリストに乗せているワクチン開発の紹介をしようかなぁ… (^^♪」
とのん気に考えていたのですが、このサイトの読者の方からメールを頂きまして…、
どうやら、この5月末に、ASP2151が厚生労働省の最終審査にのるらしいですぜ…
という、とってもとっても、重大な情報を教えて頂きました!( ゚Д゚)
ASP2151についてご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、この新薬は、
日本が誇るアステラス製薬が開発している単純ヘルペス(HSV1-2)に対応したヘリカーゼ プリマーゼ阻害薬(Helicase–Primase Inhibitor)で、治験の最終段階 Phase 3を完了し、まもなく市場にでるのでは?
と非常に有望視されているものなんです!
そこで、みなさんのご要望に応えるために、すぐにネットでサーチをしてみました!そうすると…、
どうやら、2017年5月30日に予定されている「薬食審・医薬品第二部会」で承認の可否が議論されるようなんですね…。そこで、疑問に思うのが…、
「薬食審・医薬品第二部会」って何なの??? "(-""-)"
ということですよね…。
そこで、調べてみましたら…、ありましたよ!プラセボ製薬さんのサイトに、結構詳しく書いてありました!概要は以下のとおりのようです。
- 「薬食審・医薬品第二部会」があれば、当然のことながら「第一部会」もある
- 両者の違いは、取り扱う薬品によるもので、「第一部会だから優先される」といった優劣はない模様
- 第二部会で取り扱うものは、以下の10種類
- 抗菌性物質製剤
- 化学療法剤
- 抗悪性腫瘍剤
- 血液製剤
- 生物学的製剤
- 呼吸器官用薬
- アレルギー用薬(外用剤を除く。)
- 感覚器官用薬(炎症性疾患に対するものに限る。)
- 放射性医薬品(第一号から第八号までに掲げる医薬品の対象疾患に対する診断を目的とするものに限る。)
- 診断用薬(体外診断用医薬品を除く。)(第一号から第八号までに掲げる医薬品の対象疾患に対する診断を目的とするものに限る。)
- 第一部会で取り扱うものは、上記の10種類以外のもの
- 新薬の承認には、厚生労働省だけではなく、PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)が大きく関与していて、申請者ーPMDAー外部専門家の間で長い期間審査が行われる
- 最終的な認可は、当然のことながら厚生労働大臣が行うわけだが、外部の機関が直接「これ、申請するのでお願いします!」というわけにはいかないので、一旦「薬食審・医薬品第二部会」で受け取り、確認・審議を経てから厚生労働大臣が承認する
という仕組みになっているようで、この5月末の会議というのは、まさしくこの大臣の承認をもらう直前の段階に相当するということのようです!(^^♪
ちなみに、今回の申請は、ASP2151、Amenamevir(アメナメビル)という名称ではなく、
アメナリーフ(英語名称は不明… 多分、Amenalief かも…)
という可愛らしい名前に改名して申請しているようです (^^♪
まさしく…、
に代表される出世魚的な感じで、とてもイイですね!(^^)/
まさしく…、
パズドラに出てくる「富山湾の王者!ブリ」
に代表される出世魚的な感じで、とてもイイですね!(^^)/
ついでに、アステラス製薬さんのホームページを色々と物色してみましたが、結構、いろいろと面白いものがありました!
銭形が、特に「オッ!」と思ったものは…、
ですね!薬の開発やお客様との対話や体験などを120字の中にコンパクトに詰め込んであるのですが…、
その中でも、
にとても感動しました!
以前にもレポートしたのですが、ASP2151に関しては、
28日間安全性試験(健常人)でみられた重篤副作用について詳細を検討するため、ASP2151の開発を中断。並行してバックアップ化合物の検討を進める。
http://ke.kabupro.jp/tsp/20091106/140120091106050960.pdf
といった時期(2009年)もあり、開発担当者研究者ならびにそれを今まで支えてきた職員の方々の苦労は相当のものだったろうと思います…。本当に、これまでご苦労様でした、とお伝えしたいところですね!( ;∀;)
いよいよ、大詰め!といったところです!
5月30日の会議、うまく行ってほしいものですね!(^^♪
ガンバレ!アステラスの皆さん☆(^^♪
どうも、銭形でございます…。
返信削除追記になりますが、このアメノリーフ、他の アシクロビル系(ゾビラックス)バラシクロビル系(バルトレックス)薬剤との併用もOKのようです。詳しくは、以下のURLを参考にしてみてください。
「おじさん薬剤師の記憶」
http://okusuriyasan.blog.so-net.ne.jp/2017-05-17