2017年6月10日土曜日

アメナリーフとバルトレックスの併用について



「投稿の頻度を少なくします」と言いながら、見つけてしまったのでUPしておくことにしました☆

アメナリーフとバルトレックスですが、「薬局業NOTE」さんによると、併用ができるだろうということです。以下、少しだけその理由などについてまとめてみましたので、良かったらご一読くださいませ☆

【注意】
以下の情報は、素人の銭形が集めたものです。実際にアメノリーフとバルトレックスを併せて服用する場合には、お医者さんや薬剤師さんの意見を聞いてから判断してください。加えて、以下の情報は2017年6月時点のものですので、必ず最新の情報を参考にするようにしてください。 



以前、下のものと同じ画像をUPしたこともあるかと思うんですが…、この図(HSVのDNA)を見ると…、




という感じになるようでして…、大きく分けると、

  1. 「DNAの二重連鎖をほどく部分」(=上の部分に書かれているヘリカプリマーゼ阻害薬 ICP8、UL5、UL8、UL52)
  2. 「DNAのコピーをする部分」(=枝分かれしている部分に書かれているヌクレオチド類似体 UL30, UL42)

という2種類のタンパク質がHSV2のDNAコピペされていくプロセスで重要な働きをしていることが分かります。

このうち、バルトレックス、アシクロビル、ファミコビルらは、下の部分のヌクレオチド類似体の働きを阻害することで、HSVのDNA複製を阻害しているわけですが、アメナリーフは、HSV DNAの二重らせんをほどく基となる「ヘリカプリマーゼ」に作用して、DNAの複製を阻害するように設計されているようなので、

  両者は服用可能である!

ということになるようです。(^^♪

国立感染症研究所の西條先生が少し前に発表された論文(こちらでダウンロードできます)によると、もともとアシクロビルに対する耐性は発生しにくいと考えられていたようですが、最近(少なくとも20014年の段階)では、「アシクロビルに耐性を示すヘルペスウィルスが表れてきた」ようで、新しい仕組みで&効果的にウィルスの増殖を抑制できるものが求められていたわけです。

そのような背景もあり、ASP2151(現アメナリーフ)の開発が進められてきたと思うんですが、両方の薬剤が併用できるとなると、「治療効果は非常に高くなる」のかもしれませんね♪

たとえ「アシクロビルに耐性のあるヘルペスウィルスが出てきた」といっても、まだアシクロビルやバルトレックスでも十分抑えられてるケースが多いと思いますし、これら従来の対処法に加えて、アメナリーフのようなヘリカプリマーゼ阻害薬と一緒に用いられれば…、当分の間はほぼ完ぺきに抑えることができるかもしれません!( `ー´)ノ

新薬ということで、おそらくは結構お値段も高いものになるかと思いますが…(涙)、効果は非常に大きなものが期待できると思います☆

以上、簡単ですが、アメノリーフに関する「ちょっとした」最新情報でした☆


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アメナリーフについては、いろいろと検索もしているのですが、5月30日以降は会議の結果以外はあまり情報が出てきていないようです…。また、何か分かりましたら、このブログにUPするようにしたいと思います。

銭形個人としては、

当分の間は、アメナリーフ&バルトレックスで再発抑制&感染予防を行い、その後に TheraVax(もしくは、GEN003)で最終的な対応を!

というのが現実的(といっても、まだまだ先ですが…)&一番期待が持てる対応なのかなぁと思っています…。「どうしても、今、対応がしたいのよ!」とい方もいらっしゃると思いますが、その方は、水痘ワクチンを試してみると良いかもしれません(←もちろん、効くか効かないかは分かりませんが…)(;・∀・)


では、またワクチンリストに関する情報をUPしますので、お楽しみにしておいてください☆(^^♪





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