2011年9月12日月曜日

HSV 研究・治験21! (1~3)

最近注目されている「HSV関連の研究・治験21」がネットに掲載されてましたので、簡単ですが日本語で解説を加えてみました。

* ここでいうところの「注目されている」という意味は、元記事を投稿した方から「注目されている」という意味であって、「世界中の科学者・専門家から注目を集めている」という意味ではありませんのでご了承下さい m(_ _)m


1. HSV 3Dモデル
Fraunhofer Institute for Interfacial Engineering & Biotechnology IGBが研究・開発を進めているHSV感染3Dモデルです。概要については、以前ブログにも掲載したと思いますので、そちらの方参考にされてみてください。

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2. AIC316
AICURISが開発しているAIC-316ですが、このブログでもたびたび掲載しているように、ウイルスの排出ならびに感染を大きく減少させることができると期待されており、別名「スーパーバルトレックス」とも言われているものです。2011年7月にPhase IIが完了し、今年度中にはその研究結果が報告される予定になっています。Phase IIIが行われるように期待しているのですが、財政的な部分で支援をしてくれるようなパートナーシップが必要なようです。

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3. Immunovex2, HSV-2
AMGENに買収されたBiovexが開発を開始したHSV2用ワクチン。Immunovex2はHSV2に特化したワクチンで、HSV2の治療と予防の両方に対応すると考えられているようです。Phase Iが2010年2月に開始されたのですが、まだ結果の方は公表されていないようです。もともとAMGENはBiovexを「がん治療薬」のために買収したことから、「HSV研究には消極的では…」とも考えられていたのですが、最近になってImmunoVex2の存在を公認し、今後はHSVの方面でも研究を進めていくように考えているとのことです。AMGENは資金面でも一緒に十分な企業ですので、期待できるところです。(2012年2月にPhase IIを開始するとのうわさもあるようです…)

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まだまだ後に続きます…

2 件のコメント:

  1. 陰部ヘルペス感染でも前向きに頑張れます。AIC316是非とも実用化に漕ぎ着けて貰いたいです。

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  2. そうですね!私もGHへの感染が分かってから色々と調べ始めたのですが、この5年間ぐらいの研究・開発のスピードには目覚ましいものがものがあり、AIC316以外にもかなり有望な薬が今後開発されてくるものと思います。
    「待つことしかできない」かもしれませんが、「待ち方」にもイロイロあると思います!何か先につながるような待ち方をしたいものですね。

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