2011年9月30日金曜日

Beech Trees に新しい動き?

以前、「HSV 研究・治験21 No.9 Beech Tree Labs」で紹介したBeech Treesですが…、

どうやら多少動きがありそうですね…!

私が時折訪れている、HC Support Networkを覗いていたところ…、


「Beech TreesがHSV2にも研究開発を拡大するようだ…」


という情報が飛び込んできました!


Beech Treesのアプローチは非常にユニークでして…、

AIC316が「ヘリカーゼプライマーゼ抑制剤」=ウイルスが自身のDNAを複製する際に必要とするヘリカーゼ酵素を阻害する薬剤)なのに対し、

Beech Treesが開発している薬剤は…、

「ウイルスの集積と脱コート化をブロックする」ということから、おそらく…、


ウイルスが感染後に体内で集まって悪さをしようとしているところにガツンと効く!


ということになるようです。

「口の中で溶かす(具体的には錠剤を舌下にしばらく置く)ことで体内に薬剤の取り込みを行う」という点でも非常にユニークなのですが、HCのメンバーがBeech Treesにメールを出してみたところ、


「HSV1の研究で効果が確認されたら、HSV2にも広げていきたいと考えている」


との返信を得たようです!


ちなみに、上記の薬剤に関しては、Phase I & IIaの治験が進行中のようです…。


ちょっと期待できるかもしれないですね!



【メール本文】

Beech trees product blocks the uncoating of the virus so that virus DNA can't be synthesized within the infected cell. As a comparison, aic-316 uses a method of helicase-primase inhibition, which binds to segments of the virus and prevents viral operation. Phase I/IIa is scheduled to be done this fall. Schedule for further phases is dependent on phase I results. An interesting note: it is utilized by sublingual (under the tongue) drops. They also stated if effective for HSV-1 then use for HSV-2 should follow.


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