今日は、とりとめもなく、新しい(というか以前からは噂になっていたようですが…)HSVワクチンについてご紹介したいと思います…。
まず、はじめに述べておきますが…、
今回の情報はトッテモあやしい… ( ゚Д゚)
ので、落語の大喜利程度に読んでもらえればと思っています m(__)m
(1)ロシア製ワクチン Vitaherppavac
私がいつもネタ元でお世話になっているサイトで2011年ぐらいからチョコチョコと噂になっていたのがこの Vitaherpavac であります。
感染者としては、ホントに「藁をも掴む」気持ちで治療法を探しまくるので、当然、各国のワクチン開発や製薬状況などに関するいろんな情報が飛び交うことになります。
その中で、当然のことながら、「どうやら、ロシア製のワクチンがあるらしい…」という情報が飛び交うようになったわけです。
何か、「ロシア製ワクチン」と聞くだけで…、
を想像してしまう(オジサンですねぇ…)ので、ムッチャ強そうな感じがしませんか?
そこで、今回ちょっとだけ「チラ読み」してみたのが、
Vitaherpavac is the first Russian herpes simplex virus vaccine obtained on the Vero B continuous cell line
という論文であります!(^_-)-☆
まず、このブログでも時々出てくる医学系の論文データベース PubMed から論文の要約を探してみたところ、次のようなものが出て参りました☆
時間もあまりなかったので… 汗( ;∀;)、今回は「チラ読み」だけ、ということで申し訳ありません…。詳細についてはあまり分からないのですが、概要としては、
- HSV1-2の両方に対応したワクチン
- 液体ではなく乾燥ワクチン
- 効果はそこそこあった模様
- ロシア政府によって承認され、医局などで実際に処方している
ということのようです!☆
(2)で、それを知った人たちの反応は…?
上記の情報が出たのは 2009年のことで、その2年後ぐらいから元ネタサイトで広まっていったわけですが…、その後のブロガー達の反応を見ると、
「エ~ッ!」( ゚Д゚) (;・∀・)
というようなものも結構ありまして…、たとえば…、
「よし、今からロシアの知り合いに連絡をして情報を仕入れてもらう」
「これからワクチンの専門家に話しを聞きに行ってみる」
といった方もいらっしゃれば、もっと過激に…、
「よし、そしたらロシアにいる知り合いのを頼っていってくるわ!」
「そしたら、今からネットで予約してワクチン打ちに行ってくるわ!」
という方まで現れました!( ゚Д゚)
そして、それからは、さすがにネット社会ですね…、
「オンラインでワクチンの購入ができるので…」
という書き込みがあったりしたようで…、こうなるとホント魑魅魍魎がうごめく世界のような感じでやりとりが行われておりました…。
(3)で、肝心の効果についてですが…
これが大分分かれているようで…、以前このブログでレポートした「水痘ワクチン」と同じく、
「効果、ありましたよ!」
「効果…、全然でした…」"(-""-)"
という方が半々ぐらいだったようです…。最終的な結果というものはそういうものなんでしょうが、やっぱり、
客観的に積み上げられてきた結果にはかなわない
ということなんでしょうね…。
今回紹介した論文は、ロシア国内の Vopr Virusol という雑誌に掲載されているもので、世界的な論文に掲載されているものではありませんでした。Vitaherpavac に関するその他の論文も、PubMed に掲載されているものは合計4件で、そのすべてがロシア国内の医学雑誌でした。
海外の研究論文雑誌に掲載するには、Peer Review(他の専門家による審査)を通過することが必要なので、かなりの手間と時間、それに研究目的・手続きの妥当性や信頼性が必要になってきます。今回のワクチンは、その世界基準の要件に達していなかったというものかもしれませんが、「性器ヘルペスのワクチンが製造可能である」ということを世に知らしめた点では大きな功績を残したと言えるのかもしれません!( ゚Д゚)
今回は、あまりポジティブな内容ではなかったかもしれませんが、ロシアのHSVワクチン開発についてレポートしてみました。(^^♪
次回もお楽しみにしておいてください☆♬
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