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2011年9月8日木曜日

最近の遺伝子技術はスゴイ…!

「バイオ産業の投資家達が今注目しているのが、ZFNね!」

という記述があったので、ZFNについてちょっとだけ調べてみました…。

高校の生物などで「DNAのらせん構造」について学習した方も多いと思うのですが、どうやらこのZFNというものは「ゲノムの“ハサミ”」のようなもので、DNAを自由に切り貼りすることで様々な遺伝子操作が可能になるというもののようです!

たとえば、「特定の遺伝子を発現しないように操作した実験用マウス(ノックアウトマウス)」などがその例かもしれませんね…。


HSVに関しても色々と研究が進んでいるようですが、ひょっとしたらこのZFNを使った研究がどこかで進行しているのかもしれませんね!



Targeted Genome Editing with CompoZr ZFN Technology

ゲノムの“ハサミ”


http://www.sigma-aldrich.co.jp/up_catalog/SAJ1251.pdf

Zinc Finger Nucleases(ZFN)は、Zinc-Finger と呼ばれるDNA 結合タンパク質(下図a)と、FokI のヌクレアーゼドメイン(下図b)を結合した人工キメラタンパク質です。DNA 結合ドメインであるZinc-Finger部分がゲノム上の特異的な遺伝子配列を認識し、DNA 切断ドメインであるFokI 部分が切断することによりDouble Strand Break (DSB) を引き起こします。Sigma® のCompoZr ZFN はこのZFN を自由に設計することにより、希望の配列部分でゲノムを切断可能にさせました。
これによってゲノム配列の編集を容易に行う事が出来、標的遺伝子の欠損、挿入、改変(置換)が生じた細胞・生物を得ることができます。


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