ヘルペスとは、ヒトヘルペスウイルス(HHV: Human Herpes Virus)によって引き起こされる感染症で、多くの場合、潰瘍や発熱などの症状が現れます。
【単純ヘルペス(HSV: Herpes Simplex Virus)】
単純ヘルペス(HSV)に関する情報は様々なサイトでまとめられていますので、それらも参考にしてみてください。
ここでは、Wikipedia からの情報を基にHSVについてまとめてみました。
- HSV-1(Herpes simplex virus type 1)は主に口唇ヘルペスを生じ、ヘルペス口内炎、ヘルペス角膜炎、単純ヘルペス脳炎の原因となりうるとともに三叉神経節に潜伏感染する。
- HSV-2(Herpes simplex virus type 2)は主に性器ヘルペス、新生児ヘルペス、ヘルペス髄膜炎、ヘルペス脊髄炎の原因となりうるとともに仙髄の脊髄神経節に潜伏感染する。
- 一般的にHSV-1は性器ヘルペスを起こさないと思われているが、実際はHSV-2同様原因となりうる。性習慣の変遷とともに必ずしもHSV-1が口、HSV-2が性器といった完全な棲み分けは成り立たない。
- 初感染したHSVは局所にて病巣を生じたのち、または症状を現さないまま上記の神経節に潜伏感染する。
- 再発性が高く、同じ場所に病巣が再発することが多い。
女性の場合、初感染で症状が現れると、発熱&痛みでトイレをすることもままならないような状態になることがありますので、産婦人科などで早めに診察&治療をしてもらうようにしてください。
【性器ヘルペスについて(GH: Genital Herpes)】
GHについては、GlaxoSmithKlineのサイトやSTD研究所のサイトでも解説されていますので、そちらの方を参照してください。
GHに関しては、特に、
- 感染していても約60~70%の人に自覚症状がない
↓
- 知らない間にパートナーに感染している
↓ - 初感染での重い症状&繰り返しの再発で参ってしまう…
という構図が問題になるようで、治療も非常に長い根気が必要になります…。
また、出産時に新生児がHSVに感染してしまうこともあるようなので、「性器ヘルペスになんか感染していないよ」と思っている方でも、一度は検査をされた方が良いかと思います。