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2011年8月29日月曜日

ImmunoVex

かつてBiovexというバイオ系の会社が作っていたHSV-1、2双方を対象とする生ワクチンで、昨年度ぐらいから同薬に関する治験(Phase I)がイギリスのロンドンで行われたのですが、今年の2月にAMGENというアメリカ(?)の会社に買収されて以来、パッタリと情報が途絶えていたので、「ImmunoVexはどうなったんだろう…?せっかく期待していたのに…」という声も多くあったようです…。

そうしていたところ、イギリスのHVA(Herpes Virus Association)のディレクターから最新の情報が入ったようで、「AMGENもBioVexの買収に結構手こずっていたようですが、全ての作業も完了し、治験に参加してくれたボランティアへの投薬も最近になって完了した」ようです。

おそらく(うまくいけばの話かもしれませんが)「2、3ヶ月程度でPhase Iの結果が公表される」可能性もあるようです。

2011年8月25日木曜日

HerpV

HerpVは、アメリカにあるAGENUSという会社で開発されている(まだ開発中)ワクチンで、現在Phase Iを完了したとのことです。

HerpVは、所謂「熱処理により弱毒化されたHSVワクチン」なのですが、以下の記事にも書いてあるように、「特にHSV-2ウイルスに対抗する2種類のT細胞(CD8+とCD4+)を活性化させる」ことに大きな特徴があるようです。

AGENUS HPより
http://www.agenusbio.com/herpv/herpv.html

2011年8月24日水曜日

Petition to US Congress

先に、「AIC316 アメリカ議会への FDA Fast Track 要求」について記事を書きましたが、どうやら他にも動きがあるようで、「ヘルペス研究への研究資金重点化すべきだ!」、「ヘルペスに苦しむ人たちが(失明等の影響で)就職できていないので、ヘルペス根治に向けて政府も積極的に動き出すべきだ!」などの申請も現在進めているようです。

興味のある方は、以下の URL をクリックしてみてください。

http://www.change.org/petitions/plea...search-funding
http://www.petition2congress.com/4676/urgent-stop-spread-aids/
http://www.petition2congress.com/3986/fund-peregrine-pharmaceutical-to-test-bavi-herpes/
http://www.petition2congress.com/3875/decrease-us-unemployment-find-cure-herpes/
http://www.petition2congress.com/3738/increase-herpes-research-funding/
http://www.petition2congress.com/4231/get-our-legislators-to-make-hsv-testing-routine-part-annual-exams/
http://www.petition2congress.com/387...d-cure-herpes/
http://www.petition2congress.com/373...earch-funding/

2011年8月23日火曜日

3D感染モデル

これまでヘルペスは、「今世紀中には治療が不可能」と言われてきたのですが、ドイツにあるFraunhofer Institute for Interfacial Engineering & Biotechnology IGBはこれまでの感染モデルを改良した「3D感染モデル」により、「神経節内に潜むヘルペスウイルスを活性化させることに成功した」ようです。

ヘルペスの感染モデルについては、東京大学医科学研究所感染症国際研究センターが、非筋肉ミオシンIIA (NM-IIA: non-muscle myosin IIA)の重鎖(NMHC-IIA: non-muscle heavy chain IIA)による感染経路を明らかにしたことが記憶に新しいと思います。

私も専門家ではないので、この二つがどのように関連してくるかわかりませんが、この3Dモデルがヘルペス治療薬開発に大きな影響力を与えることは確実かと思います!

是非、このような研究を基に治療薬開発がさらに進むことを期待したいと思います。

2011年8月22日月曜日

AIC316 FDA Fast Track!!

AIC316については、先の記事でも書きましたが、今回は、

「FDA(Food & Drug Administration)に、AIC316の認可審査を早く進めてもらうように申請しよう!」

という動きについてです。

アメリカで販売されるすべての薬はFDAの承認を得ることが義務付けられているわけですが、薬の承認には何年もかかるといわれていて、たとえAIC316のようにPhase IIでの結果が良好であっても、Phase IIIをパスするには最低でも3年かかるとされており、「AC316の認可審査を少しでも早く進めてもらうように、アメリカ議会にプッシュしよう!」というのが趣旨のようです。

この「認可審査を早く進める」ことを Fast Track と言うようですが、FDAの関係者としては、「このFast Trackの申請は、薬剤を開発する会社がするものであって、一般市民ができるものではない」ようなので、具体的には、「アメリカ議会&AiCurisの両方にプッシュする」方法をとるようです。

「薬のことだから、やっぱり慎重にやった方がいいのでは…」という意見もあるでしょうし、「いや、やっぱり一日でも早くしてほしい」という意見もあるでしょう。「やっぱり、一日でも…」と思われる方は、以下のリンクを参考にしてみてください…。

http://www.petition2congress.com/4807/fda-fast-track-aic-316-hsv2-therapeutic-drug/

AIC316

AIC316は、ドイツにある製薬会社AiCuris GmbH & Co.KGが開発を進めているHSV2を対象とした抑制剤(surpressor)で、現在治験における第二段階(Phase II)を終了したものです。治験は、アメリカの7つの都市で実施されたようです。

以下の記事は、ネットでもよくコピペされているようで、いろんなところで見ることができますが、概要としては、